2.5京都市長選/争点・有権者も賛否/京都会館・四条通歩道・特別自治市@京都新聞

2.5京都市長選/争点・有権者も賛否/京都会館四条通歩道・特別自治市
京都新聞 2012年2月1日(水)社会2面*1

 京都市の将来の姿に関わる「京都会館改修」「四条通歩道拡幅」「特別自治市構想」をめぐり、市長選(2月5日投開票)の候補者の主張=表参照=が分かれている。有権者からもこれらの争点について、規制緩和の是非や京都府との関係などで賛否の声が聞かれる。
(中略)
 京都会館は老朽化が進み、市は世界一流のオペラなどを誘致するため第1ホールの建て替えを含む改修計画を決めた。半導体メーカーに命名権を約50億円で売却し、約90億円の事業費に充てる。ただホールの高さが現行を3メートル上回る30メートル程度になるため、高さ規制(15メートル)が緩和され、故前川國男氏設計の建物の一部が解体される予定だ。
 左京区でバレエ団を主宰する有馬えり子さん(56)は「世界レベルの芸術が公演できないのは文化都市として恥ずかしい。子どもたちの文化力向上にもつながる」と舞台機能向上に期待する。客席や舞台のバリアフリー化への要望もある。
 一方、反対する建築家などの個人・団体は候補者に質問状を提出した。取りまとめた会社員西本裕美さん(38)=中京区=は「景観保全のため内部改修すれば規制緩和は必要ない。近くにびわ湖ホールもあり、多額の税を投じても世界一流は呼べない」と強調する。

http://www.jca.apc.org/jikkuri/docs/120113_KyotoShinbun.jpg

*1:いわゆるTV欄裏の3面記事